部下が育つものの言い方

最近は主にコミュニケーションに
ついての話をしていますが・・・
 
 
言葉の力はとても大きい
 
と感じませんか?
 
 
 
上司の言葉ひとつで
 
部下をやる気にさせる場合もあれば
 
やる気を失わせる場合もある。
 
 
しかし、
 
上司はその言葉を学ぶ機会や
訓練する場面は少なく、
 
常に本番
 
さらに上司自身の言葉に対して
他の人からフィードバックを
もらうことはまずありません。
 
 
では、いつ学べばよいの?
 
 
と思ってしまいます。
 
 
今日は上司の言葉、特に言い方に
ついて考えていきますね。
 
 
質問します! 
 
 
上司が部下に指導している場面です。
 
上司から部下への言葉です。
 
 
どの言い方が「〇」で
どの言い方が「✖️」だと思いますか?
 
 
 
1.わかりましたか?
 
2.なぜ、わからないの?
 
3.わからないところはどこ?
 
4.質問はありますか?
 
 
 
 
さあどうでしょうか?
 
 
もうおわかりですよね。
 
 
 
1と2は「✖️
 
3と4は「〇」 です。
 
 
 
なぜ1と2が✖️なのでしょうか?
 
 
「わかりましたか?」
 
と上司が問えば、
 
 
ほとんどの部下は
 
「わかりました」
 
と答えるでしょう。
 
 
つまり
 
「わかりましたか?」という言い方は、
 
 
部下に「わかりました」という
返答を強要していることに
なりかねません。
 
 
そして2の
 
「なぜ、わからないの?」
 
 
これは最も注意すべき言い方です。
 
 
この表現は、わからないところを
確認するのではなく、
 
部下本人に問題点を向けてしまいます。
 
 
いかにも
 
「わからないのはお前が悪い」
 
と言わんばかりに・・・
 
 
 
仮にわからない箇所や
理解の度合いを確認しようと
するのであれば
 
3または4の言い方がよいでしょう。
 
 
「わからないところはどこ?」
 
「質問はありますか?」
 
 
このような言い方を心がければ
部下は安心して質問したり
理解が不安なところを確認したり
することができるでしょう。
 
 
 
1と2の言い方は、
 
口癖になっている人をよく見かけます。
 
 
注意が必要ですね。
 
 
上司は、人が育つ言い方を学び
組織の活性化を目指しましょう。
 
 
 
 
最後までお読みくださりありがとうございます。

目指すはコミュニケーションレベル5

先日、コーチスクールに参加をして
コーチングのトレーニングをしてきました。
 
 
コーチングはスポーツと似たところがあり
理論や理屈だけで知っていても
使い物になりません。
 
 
しっかりと体に覚えさせる必要があります。
 
 
コーチングは、「コンタクトスポーツ」
とも言われます。
 
 
クライアントと相対する場面で
かなりの瞬発力が求められるのです。
 
 
だから、
 
 
ときどきトレーニングが必要なのですよ。
 
 
 
先日のスクールでは「質問」について
しっかり学び直しました。
 
 
その内容は、今後のこの「経営のヒント」
でも紹介していきますね。
 
 
 
ところで、
 
 
 
先週は、コミュニケーションの
レベルについて紹介しました。
 
 
それは次の5つでした。
 
 
レベル1
否定されずに意見が言える
 
レベル2
素直に話しが聞ける
 
レベル3
自分の存在価値が感じられる
 
レベル4
お互いの立場の違いを無条件で容認できる
 
レベル5
共通した理想を描くことができる
 
 
 
もし、御社がコミュニケーションに
課題があると思ったら
 
 
それが、どのレベルの課題なのか?
 
 
そのレベルにより対処法は変わります。
 
 
レベル1とか2であれば、
 
対話の場を意識的につくり
量を増やすことが必要です。
 
そして、
 
情報共有がある程度できたが
意思疎通やチームの一体感が
今ひとつと感じるなら・・・
 
次のレベル3、4を目指しましょう。
 
 
この段階は相互の人間関係に
関わるレベルです。
 
 
大切なことは
 
「何を言うかではなく、誰が言うか」
 
なのです。
 
 
自ら進んでコミュニケーションを
取ろうとお互いが思えるような
関係になるには
 
相手にとって適切なフィードバックや
感謝の言葉を直接伝えたりすることが
不可欠です。
 
 
立場を超えてお互いを認め合う
 
そんな関係です。
 
 
 
そして、これを積み重ねていくと・・・
 
レベル5に近づきます。
 
 
 
このレベル5は
言わなくてもわかる関係
 
 
もちろん言葉は必要ですが、
言葉以上に通じている関係です。
 
 
理想や目指す状態を共有すること
が可能になるのです。
 
 
レベル5に到達した組織は
抜群に強力です!
 
 
 
 
「コミュニケーションを良くしよう」
 
と掛け声だけで済ませずに
 
 
目指すコミュニケーションレベルを定めて
具体的な対策を講じましょう。
 
 
それが、コミュニケーションレベルを
飛躍的にアップさせる秘訣です。
 
 
 
 
最後までお読みくださりありがとうございます。

コミュニケーションの目指す状態とは

今日は、コミュニケーションについて
考えみようと思います。
 
 
70%の会社でコミュニケーションに
課題があるというデータがあります。
 
 
コミュニケーションが大切だ
 
 
と口では簡単に言うものの
 
 
 
実際は、難しい
 
 
では、なぜ難しいと感じるのでしょうか?
 
 
それは、
 
 
コミュニケーションがとれている状態の
具体的なイメージがないからです。
 
だから、
 
どのようにしたらよいかが曖昧の
ままなのです。
 
 
 
コミュニケーションを取るとは
何すること?
 
 
ただ、口をきけばよい
話をすればよい
 
それでは全く意味がありません。
 
 
 
コミュニケーションとは
次のような状態を目指すこと
 
5ステップで紹介します。
 
 
ステップ1
否定されずに意見が言える
 
ステップ2
素直に話しが聞ける
 
ステップ3
自分の存在価値が感じられる
 
ステップ4
お互いの立場の違いを無条件で容認できる
 
ステップ5
共通した理想を描くことができる
 
 
 
いかがでしょうか。
 
単なる言葉のやりとりではなく
お互いの関係性を深めることと言えます。
 
 
御社のコミュニケーションレベルは
どのステップでしょうか?
 
 
基本はステップ1、2から
 
会話や対話の機会を増やし
徐々に質を上げことからですね。
 
 
 
最後までお読みくださりありがとうございます。
 
 

言葉の幅は思考の幅

柔軟な思考がある
視野が広い
興味の幅広い
 
このように思考の幅が広い人は
共通して言葉をたくさん
持っています。
 
言葉とは
 
表現の言い回し
反応して返す言葉
問いかける言葉 などです。
 
 
 
一方で
 
 
言葉が少ない
 
表現の言い回しが
いつもワンパターン
 
表現が下手で
相手に真意が伝わらない
 
 
このような人は
 
 
残念ながら・・・
 
決定的に思考の幅が狭い
 
 
人の上に立たれる経営者や
リーダーには
 
柔軟な思考
多角的な視点
時間軸 など
 
幅広い思考が必要です。
 
 
では、
 
どうしたら幅広い思考を
持てるようになるのか・・・
 
 
言葉を知る
表現の仕方を知る
伝え方を知る
 
これらを身につけることも
近道の一つではないでしょうか。
 
 
 
先週、部下のやる気を引き出す
アドバイスの仕方について
触れたのですが、
 
その応用編として
 
部下の強みや弱みがわかる問いかけ
について紹介してみます。
 
 
 
1.いつも仕事の時にどんなことを意識している?
 
2.自分ではどんなところが一番よいところだと思う?
 
3.何か苦手だな と感じる時はどんな時?
 
4.自分でもっとよくしたいと思うことは何?
 
 
 
いかがでしょうか。
 
 
 
このような問いかけが
自然にできるようになり
 
さらに、
 
部下の返答に対して承認や
アドバイスができるようになれば
 
 
部下本人の気づきはもちろん
上司自身の成長
 
つまり、
 
上司の思考の幅が広がること
になります。
 
 
 
部下と二人になったときなど
それとなく問いかけてみましょう。
 
 
きっと、思った以上の気づきが
相互にありますよ。
 
 
 
 
今後も、様々な問いかけの言葉や
言い方について紹介していきますね。
 
 
一緒に思考の幅を広げていきましょう!
 
 
 
 
最後までお読みくださりありがとうございます。

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