社長の口癖

社員が一人も出社しなかったらどうしよう?
 
これは社長が持つ心配ごとの
一つです。
 
社員が誰も出社しない
ということは
現実的には起きないと思いますが、
 
 
本来いるはずの社員がいなければ、
社長だけではどうにもなりません。
 
 
では、社員が帰属意識高く
仕事に臨むかどうかは
何から影響を受けるでしょうか?
 
それは、社長との関係性です。
 
 
社員から見たとき
どんな社長に付いていきたいと
思うでしょうか?
 
 
主な要素は二つあります。
 
 
ひとつは、仕事面で
一目置くことが出来る「仕事力」
 
つまり、
業務上で優れていること
 
 
もうひとつは
人として尊敬できる「人間力」
 
つまり、
心から信頼できる人と思うか
 
 
この仕事力と人間力は
両方大切なのですが、
 
 
特に人間力が認められると
関係性は相当に高まり
 
社員は素直に社長について行こう
と思うようになります。
 
 
裏を返せば
 
仕事力がどれだけ優れていても
人として尊敬されなければ
その関係性は希薄のままで
 
社員はいつ辞めてしまうか
分からないということになります。
 
 
怖いですね!
 
 
では、社長が人間力を高めるには
どうしたらよいでしょうか?
 
 
気をつけて欲しい事の一つに
社長の口癖があるのです。
 
 
例えば、
社内で問題が起きたとします。
 
 
そんなときどんな発言を
していますか?
 
 
「この問題は誰の責任だ?」
「責任者は誰だ?」
 
 
もしくは、
 
「この問題から学べることは何か?」
 
 
ついつい前者の「責任」を問う
発言を口癖にしていませんか?
 
 
ぜひ、後者のように
問題や失敗を責めるのではなく
成長の糧にする発言を口癖に
してみましょう。
 
 
他にも、
 
「なぜ、出来ないのか?」
 
ではなく
 
「どうしたらできると思う?」
 
 
「失敗したら減給だぞ」
 
ではなく
 
「成功したらうまい酒を飲もう」
 
 
 
このように発言ひとつで
影響の度合いは180度変わります。
 
 
社内で最も影響力を持つ人は社長です。
 
だから普段の口癖を気をつけて、
社長の人間力を上げ
社員との関係性を高めてください。
 
 
そのことで、社員はもっと
社長と会社が好きになるように思います。
 
 
 

最後までお読みくださりありがとうございます。 

美点凝視は幸せになるきっかけ

セミナーや研修会に参加すると
必ず事後にアンケートがあります。
 
そのアンケートでは
どのようなコメントを書いていますか?
 
 
先日あるセミナーに参加したのですが、
かなりイラッとしてしまいました。。。
 
 
講師が若い人で、一生懸命にやっているのは
よく分かるのですが、
 
内容が今ひとつ。。。
 
「お前から言われたくないね!」
 
と思ってしまうものでした。
 
 
つい、アンケートで
本音をぶちまけようとしたのですが、
思いとどまりました。
 
その時ふと気づいたのです。
 
 
それは・・・
 
 
このセミナーの受講料は無料でしたが
私は自分の時間を投資しています。
 
仮にアンケートで酷評を書いたら
この投資した私の時間も
悪いものになってしまいます。
 
気分も悪いし、これはもったいない!
 
 
一転、考え方を変えて、
セミナーの良い点を探しました。
 
 
探せばあるのですよ。それなりに・・・
 
それをアンケートに書くことにしたのです。
 
多少お世辞が混ざりましたが、
嘘の内容ではありません。
 
 
不思議と私の気持ちも晴れて
記憶にはアンケートに書いた
良い点が残っています。
 
 
 
この体験で私が強く感じたことは、
 
 
人のモチベーションを上げることを
生業としている以上
対象は誰とは限りません。
 
それこそセミナーの講師も対象です。
 
 
仮に先方のモチベーションを
上げることはできなくても
下げるようなことをする必要は
全くないのです。
 
 
ちょっとした褒め言葉で
やる気を出してくれたらよいのです。
 
 
相手の欠点ばかりが見えると
実は、こちらの気持ちもあまり
よいものではないのです。
 
 
美点凝視をすれば、
こちらの気持ちもよくなります。
 
 
そして、怖いのが、
このような思考や視点の持ち方は
習慣化するのです。
 
 
だから、
 
人を酷評をしたり悪口を言う人は
他の場面でも同様なことをしている
可能性が高いです。
 
 
他人に対して指摘をしてあげるのは
その人にとっては必要なことですが
 
いつも欠点の指摘ばかりでは、
人は成長しません。
 
 
 
相手を美点凝視することは
決して簡単ではありません。
欠点指摘の方がよっぽど楽です。
 
 
意識して美点凝視をすることは
実は、こちらが幸せになるきっかけ
とも言えます。
 
 
人から信頼され、心穏やかに
生きて行きたいと思うなら
美点凝視を習慣化する方がよさそうです。
 
 
ぜひ試してみてくださいね。
 
 

最後までお読みくださりありがとうございます。 

経営は不易流行の実践

土曜日に母校である地元の中学校の
創立70周年の記念式典がありました。
 
私はその実行委員長
 
昨年から準備をしてきたので
式典が無事に終わったことの安堵感と
生徒や来賓の方が喜ぶ笑顔に
達成感を感じることができました。
 
 
そして、今回特に思ったことは
 
「不易流行」
 
意味は・・・
 
いつまでも変化しない本質的な
ものの中に、新しさを取り入れて
変化していくという考え
 
松尾芭蕉が提唱した俳諧理念
 
 
「不易」は永遠に変わらないこと
「流行」は新しみを求めて時代とともに
変化するもの
 
 
昭和22年に現在の学校制度になり
そのときに出来た中学校のため
とても歴史があるのですが、
 
今回、50年ぶりに制服のデザイン変更
を試みたのです。
 
まさに、不易流行の実践
 
 
ファッションショー的なお披露目は
その制服を着用することのない在校生も
盛り上がり、大成功でした。
 
 
この「不易流行」は
経営でも同じだと思うのです。
 
 
変わらず続けること と
常に変化していくこと
 
例えば
 
「不易」は会社の存在意義や
大切にすること
 
つまり、企業理念
 
 
「流行」は事業ドメインや
事業計画
 
つまり、戦略や戦術
 
 
実際はこれが逆になっているような
会社も少なくありません。
 
社長が言う価値観はコロコロ
変わるが、やっていることは
10年前とほとんど同じ
 
 
企業を取り巻く環境や
職場を取り巻く環境は
変化し続けています。
 
 
ここ数年は働き方改革が叫ばれ
これまでの労働意識が見直されています。
 
そしてAIの進化により
AIにとって変わられる仕事があるとも
言われています。
 
 
いずれにしてもこれらは無視はできず、
 
時代の流れを掴んでおかなければ
市場から必要とされない会社に
なってしまいそうです。
 
 
平成30年になる前に
御社にとっての「不易流行」について
一度考えてみてはどうでしょうか。
 
 
 

最後までお読みくださりありがとうございます。 

本来の主体性が勝負の分かれ目

本当に盛り上がりました!
 
DeNAベイスターズが
19年ぶりに日本シリーズ進出
 
クライマックスシリーズから
一球一球に目が離せない試合が続き
 
最後は残念な結果でしたが、
とっても楽しませもらいました。
 
 
しかし、数年前までは万年Bクラス
 
夏のオールスター戦ごろには
シーズンが終わってしまったような
そんなチームでした。
 
それが嘘のような成長ぶりで
地元ファンとしてはとても喜ばしかったです!
 
来シーズンはペナントレースを制して
本当の日本一をつかんでもらいたいですね。
 
 
そんなDeNAベイスターズの活躍を
見ていて気づいたことがあります。
 
 
19年前、大魔神佐々木投手を
擁して日本一になった年
 
シーズン当初から佐々木投手は、
 
「俺がこのチームを優勝させる!」
 
と明言していました。
 
 
その結果チームは優勝し日本一に
 
 
しかし、それ以後は・・・
 
 
首位打者の内川選手
本塁打王の村田選手が活躍しましたが
 
チームは低迷
 
 
その時期に内川選手、村田選手が
何と言っていたか・・・
 
「優勝できるチームで試合がしたい」
 
 
球団のオーナーが代わるなど、
球団側にも大いなる問題がありましたが、
 
この主力選手の発言から
 
選手の主体性の持ち方が
いかにチームに影響を与えるか
その大きさを感じざるおえません。
 
 
そして、今年
 
4番バッターの筒香選手は
「俺がチームを優勝させる」と
 
 
19年前の佐々木投手と
同じ事を言っていました。
 
 
その結果!
見事、日本シリーズへ
 
 
 
ビジネスの場面でも同様で、
 
 
会社に対して不満を言う
会社に改善を要求する
社長の事が嫌い
 
 
このような社員は多いです。
 
 
一見もっともらしいことを
言うのですが、
 
主体性があるとは思えません。
 
 
本来の主体性とは
 
「私がやる」
「私がなんとかする」
「私が変えてみせる」
 
 
このように「覚悟」をもって
臨めるかどうかだと
 
そんな気がします。
 
 
本気でなければ、
「私がやる」
 
とは言えません。
 
 
会社や社長、環境を言い訳に
した方が楽ですから
 
 
本気の主体性のある社員が
どれだけいるか?
 
ここに勝敗の分かれ目がありそうです。
 
 
 
ぜひ、御社の社員には佐々木、
筒香のような主体性のある存在に
なってもらいたいと思います。
 
 

最後までお読みくださりありがとうございます。 

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